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世界食糧デー2016 HALALWORLD


 

世界食糧デー2016

ムハマドズベル

一般社団法人  IIHO 代表理事

 

世界食料デーは1945年の国連食糧農業機関(FAO)の設立を記念して10月16日に世界中で毎年祝われています。

1981年以来、世界食糧デーではアクションのために必要な領域にハイライトを当て、共通の課題を提示して、毎年異なるテーマを採用してアクションを行っています。

今年の世界食料デーのテーマは「気候変動 食料・農業も適応を」です。気候変動は食糧安全保障に大きな影響を及ぼしています。慢性的な栄養不足と飢餓に対する行動の日を世界食糧デーとしています。

国連食糧農業機関(FAO)によると、気候変動に関連した最大の問題の一つは食糧安全保障です。世界で最も貧しい人々は、 - 彼らの多くは小規模農家、漁業従事者と牧畜家です– 高温状態が続き、天候に関連する災害の増加によって最も深刻な打撃を受けています。

同時に世界の人口は確実に増大しており、2050年までに96億人に達すると予想されています。このような難しい課題に対峙していくためには、農業や食料システムは気候変動の悪影響に適応し、よりレジリエントで生産性が高く、持続可能なものになる必要があります。これが我々の生態系や農業従事者などの幸福を確保し、排出量を削減することができる唯一の方法です。 

持続可能な方法で食糧を増産するということは、同じ面積の土地からより多くを生産し、天然資源を賢明に使用することを意味します。それはまた、より良い収穫、保管、梱包、輸送、インフラや市場メカニズムだけでなく、制度的および法的枠組みを含め多くのイニシアチブを通じて、最終製品や小売段階での食品のムダを低減させることを意味します 

この世界食糧デーを機会に、私たちは食品の安全性の問題を重視しなければなりません。世界の人口が増え、都市部では多くの人々が住み過密化してくると、食料は国境を越えて生産されることが多くなり、食糧安全保障の問題は、現在では食糧生産や健康医療の本質的な問題となってきています。

同時に、ハラールや急速に成長しているハラール食品企業では、原材料に何を使っているか、製造プロセスはどうなのかということを明確にするべきであるという、食品安全についての別の側面を要求してきています。グローバルな食品企業は、ハラ-ル商品やベジタリアンやビーガンの消費者の声を無視することはできません。ハラール飲料は特定の信仰に基づく人々が求めているものというより、それは16億人の人々の生活スタイルであるべきであると言うことができます。彼らはムスリム消費者であり、単に消費するにあたって健康的で、不純なものが混ざっていないハラ-ル食品で、衛生的に良く安全であるということで、ハラール食品を探しまわっているわけではありません。

世界から飢餓をなくすためには食品廃棄物を低減することは不可欠です。食品廃棄物を管理するための教育に焦点を当てなければ、私たちの世界から食糧不足をなくすことは不可能であろうと思います。我々個人が食品廃棄物を生み出しているかどうかを、私たちの日常の消費の中で考慮する必要があります。個人および集団の努力が、飢餓をなくし、人間性を強化するためになることが観察されるはずです。

IIHOジャパンは、ハラールの促進と支援、衛生的、安全、健康食品及び飲料をサポートするために尽力しています。



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